技術者のためのプレゼン研修 北陸電気工業様
富山市の電子部品・機器の製造メーカー 北陸電気工業様にて、社員研修を実施して参りました。同社が作っている製品は、例えば自動車の各種センサーや、家電製品に組み込まれたブザーなど、見えない所で暮らしの安全や快適さを支えています。ここで働く技術者の方向けに全6回シリーズの集中研修を担当することになり、先日その1回目にお伺いしました。

今回ご依頼いただいた内容は「技術者のためのプレゼン研修」。自社の優れた技術を「技術者自らが説明する」スキルを高めたいという、経営トップの強いご意向を受け、人事部の方と話し合いを進めてきました。この点に着目して社員のスキルアップを図ろうという企業は、決して多くは無い印象ですが、だからこそ成長への強い意欲を感じました。

ノーベル医学・生理学賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授の著書「プレゼン力」には、「研究者は成果を出せて半分。残りの半分はその成果の意義を人に伝える事」とありました。研修ではまずこの考え方をお示しし、研究者を技術者に置き換えて、「予備知識の無い人に、自社の技術を分かってもらうスキル」を身につけましょうとお伝えしました。

さらに、受講者の皆様には5分程度の自己紹介プレゼンをしていただき、各自のスキルの現在地を確認・共有しました。一般的に技術者の方はプレゼンが苦手と思われがちですが、果たしてそうなのか。そして技術者のプレゼンスキルが上がった企業は、どう変化していくのか。指導する私にはプレッシャーはあります。

私にとってプレゼンは、放送局在職中毎日のように取り組んできた業務そのものと言えます。限られた時間内に、資料や根拠を準備して、聞き手の予備知識の有無に関わらず、分かってもらえるようアウトプットする。さらに、明瞭な声を出す、高い緊張感を味方にする、身振りや仕草など非言語情報の活用といった段取りや演出も、プレゼンにそのまま生きてきます。
私の経験値を基に、世の中の優れたプレゼンから学んだテクニックや考え方などを皆さんと共有し、目にみえる成果を出せるよう、全員でスキルアップしてきたいと意気込んでいます。