オーダーメイドの録音機材を作って頂きました 花岡無線電機様
東京目黒にある老舗放送用音声設備メーカー 花岡無線電機株式会社様にお願いし、弊社talkONEスタジオで使うフェーダーユニット(マイクのon off と録音操作をする機械)を製作して頂きました。全国の放送局向けに、ミキサーなどの機器を製作し、納入してこられた花岡無線様。私の古巣 北日本放送でも、長年お世話になっています。

そんな花岡無線様が弊社のために一から作ってくださったのが、アナウンサーにとってものすごく大事なアイテム「フェーダーユニット」でした。オンエアに声を乗せる、或いはオフにする時に、アナウンサーはT字型のレバーを上げ下げして、必要な声だけを放送に乗せます。

このレバーをグイっと上げた瞬間に、アナウンサーは「よし本番!」と気持ちが入ります。特に私の年代に近い「平成入社」の局アナ経験者は、この気持ちが良く分かっていただけるかと思います。ボタン式やスライダー式など、音声のオンオフ操作には、いくつかのタイプがありますが、私はどうしてもこのT字型のレバーが欲しかったのです。

去年11月に視察したINTER-BEE 放送機器展では、僅かにこのT字型の製品がありましたが、私が望む用途では無く、導入を諦めていました。ところがこの会場で声をかけてくださったのが、花岡無線の技術者 新山さんでした。「talkONEさんの求める機能を盛り込んで作ってみましょう!」と、まさかのご提案を頂き、数ヶ月間やり取りを重ねてきました。

そして2026年4月、ついにtalkONE向けオリジナルのT字型レバーの付いたフェーダーボックスが完成。嬉しさのあまり、目黒の花岡無線本社まで受け取りに行って参りました。温かく迎えてくださった同社の皆様のお陰で、動作確認と、詰めの調整ができ、さらに社内の見学までさせていただきました。

初めて見る、プロ用機器の製造現場には、なんとも言えないワクワクがありました。使い込まれた計測機器や工具類には、去年創業100周年を迎えた企業としての重厚感が漂い、基盤や配線が整然と組み上げられた機器の内部からは、ユーザーの仕事を支えるプロの技の尊さを感じました。
今回完成したフェーダーユニットには、なんと弊社のロゴも入れてくださり、機能だけでなく外観もオリジナルに。益々コンテンツ作りへのモチベーションが上がりました。オーダーメイド機能への期待感、他に持っている人が居ないだろうという特別感、そして親身になって製作に当たって下さった、新山さんをはじめとした花岡無線の皆様の思いを噛み締めています。
さぁ今度はこの機材を活用して、弊社が新たな価値を生み出していく番です。まずはオリジナルの音声発信 KoeMoの収録、そしてCMやWeb動画などへのナレーション録り、更にはライブ配信や、ラジオ放送への出演など、活用の領域を広げていこうと意気込んでいます。そして花岡無線様とのつながりを大切に、これからもtalkONEの社名の通り、音声で世の中を豊かにしていく企業でありたいと思っております。