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高岡の伝統 鋳造の現場を訪ねました

私の古巣 KNB北日本放送で2012年1月から続く、富山県内企業紹介番組「モノヅクリのその先へ」。月1回のオンエアを重ねて、通算160社を超えました。お陰様で私は番組開始当初から1回も途切れる事なく、全ての企業の取材を担当させていただいています。

2025年8月のオンエアでは、富山県を代表する伝統産業「鋳物」が作られる現場へ伺いました。訪ねたのは高岡市南部にある平和合金。かつて学校などに多く見かけた二宮金次郎像を製造していることでも知られています。

鋳造の現場は想像以上に暑く、真夏の外気の方が涼しく感じられる程。そんな中、金属を1000°Cを超える高温で溶かし、鋳型に流し込んで成形していく製造工程には、幾つもの発見や感動がありました。詳しくは是非番組をご覧いただきたいです。

多くの職人が息を合わせ、淀み無く流れるような作業に、まずは驚きました。そして高温で溶けた金属は、何とも言えない美しい光を放ちながら、まるで生き物のように流れていき、鋳型の中で新たな形へと固まっていきます。

番組では、鋳物のモノヅクリの工程だけでなく、そこにかける企業、職人の情熱をお伝えできればと思っています。

富山県内の方は17日(日)午前11:45からKNBテレビにて。遠方の方は、番組サイトまたはKNB公式YouTubeで後日ご覧ください。