認知症の人の目線 VR体験しながら司会しました
2024年に独立起業してからというもの、人生初体験をたくさんしています。それだけサラリーマン時代に比べて、関わる世界が広がってきたのだと思います。今回はVRゴーグルを付けながら、セミナーの司会をするという、とてもユニークな体験をしました。

富山県厚生部高齢福祉課が所管するセミナー「官民連携による 認知症にやさしい地域づくり」が、富山県民会館で開催されました。タイトルの通り、行政職員をはじめ民間企業の福祉担当者や、日頃認知症の方々に関わる仕事をされている人などが集まり、職種の垣根を越えた学びを共有しました。
大きく分けて「体験」「識者の講演」「グループワーク」の3つを、約4時間みっちり行いました。司会者でありながら、私も2種類の体験をさせていただきました。ひとつは株式会社シルバーウッドによるVR=ゴーグル内に見える空間に没入した視点を体感できる仕組みで、認知症の人特有の周りの見え方を知りました。

認知症にもいくつかのタイプがあり、半歩ほどの高さが、ビルの屋上から降りるかのように見えてしまう人もいれば、幻視と言って本来その場にないはずのものや人が見える症状もあります。それを理屈ではなく「映像」で知ることができ、認識が変わりました。

もうひとつ、ゲーム感覚で認知機能のチェックや強化ができるCogEvoを体験しました。タブレットに表示されるマークや数字に反応してタップしていく操作から、自分の「脳体力」を判定。その後専門の方に、結果の捉え方などのフィードバックをいただきました。

そしてグループワークでの話し合いと発表をお聞きし、認知症にやさしい地域は、幅広い業種や人々の知恵を出し合い、連携しながら作っていく必要があると、再認識しました。
セミナーを通じて、認知症の人をどう支えるかという点は勿論、自分や家族が発症した時に出来る事、企業の従業員が発症した際、経営者が相談できる窓口がある事など、幅広い知識を得ることができ、大変有意義な機会でした。