司会者なのに学んだ話 富山信用金庫様主催事業
地元金融機関である富山信用金庫様から、11月にふたつの司会のご依頼を頂き、無事務めて参りました。ひとつは落語家の桂宮治師匠をお招きしての落語と講演。もうひとつがスーツ業界の風雲児と評されるオーダースーツSADA 代表取締役 佐田展隆さんの講演でした。

とりわけ強烈な印象として心に残ったのは佐田社長の講演でした。全国46店舗を展開するオーダースーツの専門店、実は富山店もあり、私は初めてこちらでスーツを2着オーダーしました。もちろん佐田社長とお会いするのに、自分なりにベストを尽くそうと、司会を担当する日に間に合うよう仕立てて頂きました。
講演会で佐田さんは約80分熱弁を振るってくださいました。参加者は富山信用金庫とお取引のある、経営者を中心とした皆様だった事もあり、事業承継のリアルな話や、金融機関とのご縁、困難に直面した時のマインドセットなど、グイグイ刺さるお話の連続だったと思います。

私は司会者用の演台にノートを広げ、佐田さんの話から自身の経営に活かせるポイントや、講演時に引用させていただけるネタが無いかと、必死にメモを取っていました。帰宅後そのメモをまとめた所、ざっと2000文字ほどのレポートができました。今思うと、司会の仕事をしつつも、最高の学びになった時間でした。
講演の中身は割愛しますが、佐田さんの著書が出版されていますので、興味がおありでしたら参考になさると良いと思います。その著書のタイトルこそが、今回の講演の最大のメッセージ「迷ったら茨の道を行け」であり、佐田さんの先先代が授けてくださった言葉でした。

この先私はSADAで仕立てていただいたスーツを着て、講演・司会、そして商談など多くの場面にに臨みます。袖を通すたび、佐田社長の圧倒的な熱量と説得力ある話しぶりが蘇るでしょう。そして着心地の良さと、富山店のスタイリストさんと一緒にスーツを作り上げる楽しさを思い出し、仕事の質を高めていきたいと意気込んでおります。
今回素晴らしい機会を作って下さった富山信用金庫様に深謝申し上げます。