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ものづくりワールド名古屋 視察

名古屋市で開催されたものづくり関連の大型見本市「第10回ものづくりワールド名古屋」を視察して参りました。起業した去年に続いての視察で、ものづくり企業の最新情報などを、肌で感じる貴重な機会でした。

ひとくちにものづくり企業と言ってもその数と業種は膨大で、ポートメッセなごやにある3つの展示会場をフルに活用して、ジャンルごとにブース展開などが行われていました。

私は第1、第3展示場を視察し、十数社のご担当社とじっくり話をさせて頂きました。検査装置、金型、粒子素材、運搬機器、クリーンルーム、基盤修理、金属加工などなど。製品を作り出す技術だけでなく、ものづくりを支える仕組みや装置を開発している企業などにも触れ、改めてものづくりの奥深さを実感して参りました。

全体としての印象はふたつありました。ひとつは「働く人の環境をより快適にする」という視点。生産現場での事故防止、工場内の空調最適化、AI導入による技術の継承や資産化といった、各企業が抱える課題を解決しようという提案を多く拝見しました。

ふたつめは「若手社員への期待」という視点。企業ブースで説明役を担当していた中に、入社3年目以内の若手社員が目立ちました。企業側としては、緊張感の高い中でお客様に説明する事で、自社への理解度や愛着を高めてほしいというウェルビーイングの観点を期待していて、見本市出展の意外な活用法だと感じました。

本来こうした見本市では、各社の製品や技術を視察する方がほとんどでしょうが、私は「見せ方」や「伝え方」といった、ものづくり x コミュニケーションという視点で視察し、大きな収穫がありました。今後の講演や社員研修の材料として、十分活用して参りたいと思います。