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ものづくりナビゲーター 例えば「一本のネジ」

2024年にいわゆる脱サラし、独立起業してから丸2年が経ちました。ここまでお力添えをいただいてきた皆様に、改めて厚くお礼申し上げます。税理士の指導のもと決算も見え、4月から3期目に入って参ります。

2025年から「ものづくりナビゲーター」を標榜

2期目である今年度、フリーアナウンサーと言う職業上のカテゴリーに加え「ものづくりナビゲーター」と言う呼び名を、名刺に記載いたしました。富山県内を中心とした製造業の皆様の、魅力発信のお力になりたい!と言う思いで名乗っております。

少し先の話になりますが、2027年NHKに大河ドラマは「ものづくり」がテーマになると、私は期待しています。タイトルは「逆賊の幕臣」で、幕末の天才と呼ばれ日本の工業近代化に大きく貢献した小栗上野介と言う人物を、松坂桃李さんが演じる事が発表されています。

小栗の数ある功績はドラマでの紹介に譲るとして、私が最も注目しているのは、彼がアメリカから持ち帰った「一本のネジ」です。鉄で大型の建物や船を作る上で「ネジ」の大量生産が必要だと悟った小栗、その持ち帰った実物のネジは、今でも群馬県高崎市倉淵町の東善寺に大事に保管されています。

東善寺資料館内は撮影できないのでパンフレットより

その事実を知った私は、ものづくりナビゲーターの血が騒ぎ、実は昨年6月に当地を訪ね、そのネジを始めとした貴重な資料を視察。実物は割と太くて大きめのネジでした。ご住職の解説によれば、このネジの重要性に小栗が気付き持ち帰らなければ、日本の造船、あるいは近代化そのものが、もっと遅れていただろうと。こういう逸話が、ものづくりの世界にはいくつもあります。

群馬県高崎市倉淵町にある東善寺 2025年6月に訪問

発電所の故障を、ネジを一本回しただけで瞬時になおした技術者の逸話「一本のネジ」も有名です。作業は単純に見えても、どのネジを動かすかを熟知していた技術者の知見に価値があるという話です。

富山県内のものづくり企業を訪ねてお話を伺っていると、その会社固有の逸話や伝説に出逢います。お勤めの皆様にとっては当たり前すぎて、別に声高にアピールするほどでもないとおっしゃいますが、私には大変興味深く、そんな事実をもっと多くに人達に知ってもらいたいと、ワクワクしてしまいます。これがものづくりナビゲーターの原点ですね。

この好奇心、感情移入の楽しさは、テレビ番組などのメディア出演に留まらず、例えば企業の周年記念式典での紹介映像や、採用に向けた歴史紹介動画の制作といった形で表現して参ります。一本のネジに匹敵する富山のものづくりエピソードを探し、お披露目していかれればと意気込んでおります、